雪と戯れる貴方は
酷く幼く見えた









       白の空間








(…頭が、ボーッとする…昨日遅かったからかな?)


「野分、見てみろよ、30年ぶりのどか雪だってよ」
「はぁ…」
「どうした?」
「いえ、ちょっと頭がボーっとして…」
「勉強のしすぎだ、外の空気吸ったほうがいい」
「は、はぁ…」


(こんなに嬉しそうなのも珍しいな…)


そんなことをボーッと考えてたらヒロさんに外に引きずり出された




ヒロさんは雪と格闘中
中々雪球がまとまらないらしい


「ん?なんで大きくならないんだよ」
「最初から大きいのは作れないですよ、まずはこうやって小さい玉を作ってですね…」


(ッ…!!!)
「冷た…」
「はははは、ボーっとしてるからだよ」
「うわ!パンツの中に入った!!」
「あはははは」


太陽の光が雪に反射して地面が光っているように見えた


そして満面の笑みではしゃいでいる貴方は
酷く幼く見えた


(ヒロさんってこんな顔して笑うんだ)


嬉しかった
その顔が見れただけで今まで感じていた疲労感が吹き飛んでしまうほど


「?野分?何か顔赤くないか…?」
「へ?そうですか?」
「野分、家に入ろう」」


(そういえば、ちょっと体調が悪かったような…)


(でも残念だな…もう少しこうやってヒロさんと遊んでいたかったのにな…)


遠くで子供嬉しそうに雪と戯れている
その子達の顔とヒロさんの顔がダブる…


(何ていったらまた怒られるかな…?)



またこうやって貴方の嬉しそうな顔が見られたらいいな…


―――――あとがき―――――
白といわれて真っ先に浮かんだのは病院ネタだったんですが…
結局無理だったので雪に急遽変更
5日間かかった割に中身が伴っていないです…



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