悪夢は人に話すといいと言う












      癒しを求めて











「……教授」
「んぁ〜」
「離してください」
「嫌」
「イヤって……俺、次講義あるんで準備したいんですけど」
「さっき机の上に準備してたじゃねーか」
「…いいから離してください」
「だからイヤだって」
「ダーッ、もういい加減にしてくださいよ!!何なんですか、いっつもいっつも人のことなんだと思ってるんですか」
「……俺の抱き枕」
「そんなに抱き枕がほしいなら買えばいいじゃないですか!寝具売り場に行けば幾らでも売ってますよ」
「あ〜、あれな………。いや、あれはもういい」
「は?」
「実は以前抱き枕を購入したんだか……」
「はぁ」
「物凄い悪夢を見た」
「へ〜」
「上條、聞いてくれるか」
「いえ、遠慮します」
「あれは半月前…」
「俺、聞きたくないんですけど。つーか講義あるんで離してほしいんですけど」
「俺は自分の体にフィットする抱き枕を見つけ、すぐさま購入した。そしてその日の夜…」
「………」










『宮城、俺お前に渡したいものがあるんだ』



〈忍チン?〉


『受け取ってくれる?』


〈こ、コレは夢ですか?あの忍チンが頬染めながら上目遣いで可愛らしくお願いなんて〉


『い、いらなかったら捨ててもいいから、受け取るだけ受け取って』
『いやいや、捨てたりなんかしないって』
『本当に』


〈か…カワイイ、んじゃないんですか〉


『これ、いつでも使ってくれていいから』


〈使う、ってことはなんか実用的なものなのか。気ぃ遣ってくれてるってことか〉


『開けてもいいか?』
『うん』


〈はー、カワイイ。いっつもこんなんだったらいいのに…、………〉


『忍チン?』
『ん、何?』
『いや何?じゃなくてコレは?』
『だからプレゼント』
『コレが?』
『そう、いつでも使ってくれていいから』
『……”肩たたき券”?』
『そう』
『な、何で?』
『父さんの肩叩いてやったらさ、すごい喜んでたから』


〈い、一応俺のことを考えてくれたんだ…よな。きっとそうだ、そうに違いない、そうであってくれ〉


『あ、ありが……』
『やっぱ、年取ると辛いんだろ?肩こりとか』
『へ?』
『そりゃそうだよな、俺あんまり分かんないけどやっぱ17も違うと大変だよな』
『え…』
『17も違うとやっぱ父さんとかのほうが価値観は合うんだろうし』
『い、いや…』
『だから、いつでも使ってくれていいから』
『は……はい』













「、という夢を見た」
「そうですか」
「そうですか、じゃねーだろ。もうちょっと労わりの言葉をだな」
「教授!!俺は、講義があるので、さっさと離してくださいッッ!」
「んだよ、いいか、上司に対してはもう少し優しさをもって」
「学生が待ってるんです。もう講義5分前なんです。さっさと行きたいんです」
「んっとに労わりのねぇ…」




――ガチャ




「なに、やってんの?」
「あ・・・」
「…俺は講義があるんで失礼しますね」
「あ、ちょ、上條、逃げんな」
「そりゃ、こっちの台詞だ宮城」
「し、忍チン」
「どういうことか今回こそキッチリ説明してもらうからな」




俺は抱き枕と相性があんまり良くないのかもしれない







―――――あとがき―――――
本当に久々ですね
テロリストは書きにくくて本当に困る
忍チンの口調が分からないし
宮城さんのあのチャラけた雰囲気も書きにくい
ヒロさんが出てこないと成立しないんですよ、テロリスト
そもそもお題に合った情景が思い浮かばない
部分的には浮かんできますが繋がらない
エゴイスト書きたいな〜(早く書いて更新しなさいよ)

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