ウサギさんは金銭感覚が狂ってるわけじゃない
何もかも狂ってるんだ・・・






      赤いスポーツカー





「美咲、行くぞ」
「・・・はい?何処に?」
「玩具屋」
「・・・・・・・・・」




29と19の男が行くところじゃねーだろ・・・
つーかウサギさんっておもちゃ屋とか行くんだ・・・以外かも





「おもちゃ屋って何で?」
「鈴木さんの乗り物を」
「あ〜、買いに行くんだ」
「あぁ」
「分かった」





兄ちゃん・・・
おもちゃ屋さんってさ既製品の置いてあるところだよね?
俺の価値観間違ってないよね
間違ってんのウサギさんだよね





連れて来られた先は
有名ブランドのショップが立ち並ぶ通り




その通りの一角にあるおもちゃ屋
・・・ここ本当におもちゃ屋?



おいてあるのは高級感漂うシリアルsりのテディベアやら知育玩具
檜で作られた積み木にガラスケースに入れられたチェス盤、等々




「これは宇佐見様、お久しぶりでございます」
「あぁ、頼んでいたものが出来たと聞いたのだが」
「はい、こちらへどうぞ。すぐにお持ち致します」




こちら、ってどうゆうこと
何でウサギさんの行く先々のショップにはVIPルームがあるの
んで、何で其処に通されんの?
店員さん、俺外で待ってちゃダメですか〜



「美咲どうした?なんか見たいものでもあるのか」
「お気に召したものがあればお持ちいたしますが」
「・・・いえ、大丈夫です・・・」



(こんな店の商品なんか手に取るのも怖いわ!!!!!)




「美咲、さっき何見てたんだ?」
「・・・外」
「何かあったか?」
「ん、別に?あ、そうだ。頼んでたって言ってたけど何頼んでたの?」
「もうすぐ来るから楽しみに待ってろ」




嬉しそうな顔しちゃってさ
何か、こういうときのウサギさんは結構・・・・・・カワイイんじゃないかな、なんて思う




「宇佐見様、お待たせ致しました。こちらです」
「・・・・・・・・・」
「あぁ、注文通りだな」
「・・・・・・・・・」
「お気に召されましたか」
「・・・・・・・・・」
「あぁ。それじゃぁカードで」
「・・・・・・・・・」
「ありがとうございます」





「ウサギさん」
「何だ?」
「これ何?」
「見たら分かるだろ」
「・・・赤いスポーツカー?」
「そう」
「何でミニチュア?」
「鈴木さん用だ」
「鈴木さん・・・」
「探したんだがなかなか鈴木さんに合うサイズが無くてな、作った」
「鈴木さんサイズ・・・」
「そう、鈴木さんの大きさに合わせてある世界に一つだけの車だ!」
「へぇ」




兄ちゃん
ウサギさんの心が分かりません


・・・俺がおかしいのかな?





高橋美咲(19)
同居人の所為で
価値観崩壊寸前




―――――あとがき―――――
ロマンチカ久々の更新です
最近ロマンチカ読み直してたら
ウサギさんのかっこ良さと茶目っ気を再確認
いいな〜、ロマンチカ・・・
ページ数が多くて





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