初対面の印象はお互いに
サイアク
 
 


      最悪の出会いだった僕らは




「あの、ウサギさん」
「何?」
「俺の最初の印象ってどんなんだった?」
「最初の印象って、初対面のときってことか?」
「他にないだろ」
「いや、俺は孝浩から色々聞いてたから会う前からお前のことは知ってた」
「へ、そうなの?んじゃ、そん時は?」
「羨ましい、だったな。」
「羨ましい?」
「ああ、それから孝浩の寵愛を一身に受けてたんならきっと賢くて可愛いんだろうなと」
「へ〜」
「でも、読書感想文やら観察日記やら色んな物を見ているうちに」
「へ?!なんで?何でウサギさんが俺の読書感想文とか観察日記とか見てんの?」
「孝浩に頼まれてな」


(兄チャンめ…)


「それを見たときは……衝撃だったな」
「うるさい!!」
「それから実物、つまりお前との初対面の印象は…サイアクだったな」
「…やっぱり?俺も」
「孝浩に頼まれたとはいえ寝起きにあんなこと言われればな」


(そうだ…俺あのときウサギさんに)


『男なら誰でも良いんだろ』


(酷いこと言っちゃったんだ)


「あのさ、ウサギさん」
「うん?」
「あのね、ごめんね、あんなこと言って」
「いいよ」


(あ…ウサギさんの手…)


「ウサギさんてさ」
「ん?」
「頭撫でるの好き?」
「癖みたいなもんかな。美咲は嫌か?」
「ううん、嫌いじゃない」
「…」
「?ウサギさん?」
「じゃあ好きか?」
「う…ん」
「そうか、好きか!!」


(…何でこんな急にテンション上がるんだろう)


「そうか、そうか!!」



(あ、何か嫌な笑い方してる)


「ウ、ウサギさん…?」
「俺に撫でられるのが好きか」


(ん…?何かちょっと違うような)


「そうか、そうか。よし、分かった今から思う存分撫でてやろう」
「へ?」
「よし、行くぞ!」
「へ?何処に」
「決まってるだろう」



(…笑顔が怖いんですけど)


「寝室だ」
「な゛!!」


「何でそんなとこに!!放せ馬鹿ウサギ!!」
「遠慮するな!俺に撫でられるの好きなんだろう?」
「違うわ!!俺が言ってんのは」
「恥ずかしがらなくてもいい」
「人の話し聞けこの変態!!!」



兄チャン
ウサギさんとの同居生活はかなり疲れます…


―――――あとがき―――――
お題はじめました
何故か、
このままだとエゴイストのみ更新になりかねないので…
純情ファンとしては色んなシリーズに手を伸ばしたいので

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