*注意書き
ここから先はエゴイストの学パロです。
・ヒロさんが高校生
・野分が高校生
・まさかの津森先輩もいる
・せっかくの学パロなのに、あんまりそれっぽい描写がない
・というか、生かしきれてないにもほどがある……etc.
それでも全然構わないよ!!という心の広い方だけ見てください。

いやいやいや、それはないわ!って人はウィンドウを閉じてください。








本当に大丈夫ですか?































決して製菓会社の思惑に踊らされているのではない。
これはあくまでも自分の非常食用なのだ。
そう自分に言い訳する。







ホワイトチョコレート、或いはツンデレ
学校中が浮足立つこの時期が嫌いだ。 もうすぐ期末試験も始まるというのになんでこんな下らないことに夢中になれるのだろうか。 女子だけならともかく男子まで。小さな包みに一喜一憂して。 「上條くんってさ、草間くんと仲いいよね。あの、これ渡してほしいんだけど」 そう言って小さな包みを渡される。自分で渡したほうが気持ちも伝わるだろうに。 断わる前にさっさと逃げられてしまった。 さすがに捨てることもできないし、面倒なことになった。 彼女は仲がいいと思っているようだが、実際はそうじゃない。 いや、仲が悪いというのでもないが。 実は俺と件の草間野分は付き合っている。 それもけっこう長い期間だ。 ただ、学校では隠すようにしている。やっぱり男同士だし、面倒なことになるのが嫌だったから。 それが今回は裏目に出たらしい。 こんなものを仮にも付き合っている奴から渡されるのはどんな気持ちなんだろう。 綺麗にラッピングされた包みを鼻に近付けると甘い香りがした。 帰りにでも渡せばいいか。どうせいつものように図書室にいるのだろうし。 帰る準備を終えて、カバンと預かった包みを持って図書室に行くと予想通り野分がいた。 「野分……」 「ヒロさん、今日は遅かったですね。なにかあったんですか?」 「いや。これ」 包みを差し出すと不思議そうな顔をされた。まぁ、俺からじゃないのは分かっているらしい。 「クラスの奴からだ。お前にだと」 「はぁ」 はぁ、と気のない言葉が返ってきたきり受け取る気配がない。仕方ないから野分の手に直接押し付ける。 請け負った仕事は遂行したし、さっさとこの場から消えてしまいたい。 自分で渡したくせに心ん中はなんかドロっとしたもので一杯だ。 「ヒロさんは、くれないんですか」 うつ向いて、まるで置いてかれた子供みたいな声がした。 「用意してない」 フイっと顔を背けて応えると、あるはずもない尻尾が垂れていくのが見えた。 「そんな顔されてもないモンはない」 わかりました、と野分はまたうつ向いた。ウゼェ。 カバンの中をさぐって今朝コンビニに寄って買ったものを探す。 「野分」 名前を呼んで、顔を上げさせる。顔が正面を向いた瞬間に勢いよくソレを叩き付けて、そのまま廊下を走った。 真っ黒なそれは苦味が強くてどうにも俺の好きな味じゃなかった。 だから腹が減ったという野分にくれてやっただけだ。 けっして製菓会社の思惑に乗せられたんじゃない。 本当に自分で食べるつもりだったんだ。 けど、野分がどうしてもと言うから。 カバンの中は叩き付けたビターチョコレートの匂いがした。 ―――――あとがき――――― ギリギリでした!初バレンタインネタ!! スゴイ!!何がすごいって、何年もやってんのにバレンタインを一回もしていなかったこと。 ちなみに例のごとく別バージョンもあります。
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